想いは本物だったから。これは避けたい、不倫で後悔する別れ方3つ
気が付いたら、どうしようもなく好きになっていた。実りのない関係だと解っていても、惹かれる気持ちを止められなかった。大人の関係と割り切っていたはずなのに・・・。
不倫に至る経緯も関係も十人十色です。けれど、誰かを好きになった事、その気持ちは普通の恋愛と何も変わりません。むしろ不倫だったからこそ、キレイな終幕にしたいと思いませんか?
不倫は多くの場合、幸福な展望が見えにくく、関係が発覚すれば多少なりともトラブルとなるリスキーな関係でもあります。でも好きになった気持ちや共に分かち合った時間は本物だったはず。
不倫であっても恋は恋です。よい想い出、次の恋愛への良き糧となるように、これだけは避けたい、不倫で後悔する別れ方を3つお伝えします。
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相手を一方的に非難する、悪者にする。
「もう疲れたの。」くらいなら、互いに不倫を自覚している以上、相手も文句は言えないはずです。
ただ一方的に「嫌い。」「弄んだだけでしょ。」「最低。」などと非難の言葉を投げつけて、相手を悪者にするのはNGです。
本当は別れたくないと思う未練を断ち切る為にと考える人もいるかもしれませんが、良い結果にはなりません。
相手を傷つける、或いは逆ギレを招きます。
たとえ相手が実際に貴女を都合のいいセフレ程度にしか考えていなかったとしても、悪口雑言を突き付けられて喜ぶ人はいません。むしろ逆ギレされて嫌がらせや暴力を受ける可能性もあります。
貴女が新しい恋を始めようとしていたり、家庭がある人ならば関係を暴露されてしまう事も考えられます。
そんな事にはならないとしても、一時は好きだと思った人です。傷つけたり貶める言葉は結局その人を好きだった自分を貶める事になります。
たとえ一時でも好きだと思った貴女の気持ちには嘘はないはず。
お互いに罵り合って決裂という事になれば、後味の悪い、苦い想いばかりが後に残る結果となります。
好きだと思えた瞬間の想い出や気持ちを大切にしてください。
かえって相手の執着を煽ってしまう事も。
「逃がした魚は大きい」ではないですが人間には失ったり取られそうになると、それが急にイイものに見えたり惜しくなったりする習性があるものです。
人によってはもう一度同じようなものを手に入れるのは面倒と感じることも。
恋愛で自分に自信がない人だと尚更です。今手放したらもう手に入らないしかもしれないという心理が働くのです。
結果、きっぱり別れようと思ったのに話がこじれて泥沼化、なんてことになりかねません。
個人差があるとはいえ男性には男性のプライドがあります。それを傷つける言葉や態度は相手の悪感情を引き出すばかりで、期待するようなメリットはまずありません。
何でも本音で言い合える仲は理想的かもしれませんが、剥き出しの悪意は互いを傷つけるだけなのです。言わぬが花という事も多いのです。
恋愛でも夫婦関係でも辛く苦しい状態が続くと、人はその原因を他人に求めがち。これはある種の自己防衛本能のようなもので、自然な感情ではあります。
けれど悪者にされたり傷つけられた人の方は当然よい感情が持てないというのも理解できますよね。
直接別れを告げる場合も、LINEやメールでも、悪口や一方的な非難はやめましょう。
一方的に無視する。連絡を絶つ。
穏便に平和に別れたいけど自分から言い出す勇気もなくて、LINEや電話も無視。
相手がそのうち諦めて自然消滅するのを待つ・・・。
これもおススメできない別れ方です。
お互いに気持ちが冷めてきていて、積極的に連絡を取り合う回数も減ってきていた、という場合ならアリかもしれません。
相手もあなたの気持ちを察してくれるでしょう。
そうでない場合は残念ながら貴女の期待する通りになることは少ないです。
この方法は相手が貴方に未練がある場合には逆効果になるからです。
自分が逆の立場だったら?と考えればわかりますよね。一方的に無視されれば疑問や戸惑いの感情がわいてきます。無視され続ければ怒りや苛立ちに変わります。穏便どころか、かえって関係がこじれる可能性大なのです。
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相手がストーカー的で危険を感じる場合には、もちろん別の対処や対策が必要になってきます。ですが、そうでない場合はやはり今の自分の気持ちや立場は伝えるべきです。
ハッキリ告げる勇気がないのだとしても、「その日は都合が悪い。」「しばらく忙しくて会えない。」などのリアクションは最低限必要です。
そして一人の人間として、大人としても、連絡を無視するというのは褒められた態度 ではないですよね。相手の方も気持ちが冷めている場合には、都合が合わない、忙しいといった断りが続けば、大抵の場合は自然と消滅に向かっていくものです。
けれど突然無視される事態は、やはり気持ちのいい物ではありません。
相手が同じ職場の場合など、その後もずっと気まずい空気が残り、場合によっては仕事や職場全体の人間関係にも影響が出ることも考えられます。
自棄になって周囲や相手の配偶者に暴露してしまう
これは絶対にやめましょう。行動に出る方は勿論少ないと思いますが、最も後悔するケースです。
デートも堂々とできない秘密の関係。相手への不信や不満、将来への不安は募る一方なのに、曖昧な態度で関係を続けようとする。勿論奥様と別れる気配はなし・・・。
悶々と悩む日々が長くなればなるほど、ストレスや不安で精神的に落ち込んで、何もかもが嫌になってくる。普段の元気な時なら考えもしないような、否定的な思考の迷路にはまってしまう、という経験をした方は多いと思います。
真面目で目標が高い、繊細な感性を持つ人に多く見られます。
いよいよ行き詰って自暴自棄になってしまう訳ですが、実はこのパターン、決して少なくもないのです。
一時的にはストレスが発散されてスッキリするかもしれません。けれど結果としてお互いに傷つくのは明らかですよね。
相手の配偶者からの恨みや怒りは当然買う事になります。もちろん家庭不和を招くわけですから、子供がいた場合にはその子供たちにも精神的なダメージを少なからず与えます。
離婚になれば子供たちの将来にも経済的・精神的不安が生じることに。
社内不倫であれば男性には降格や左遷などの処分が下されることもあります。
貴女自身も働きづらい状況になる場合が殆どでしょう。相手の配偶者の方から訴訟や慰謝料の請求を受けるケースもありえますし、何より相手の男性からも恨みを買う結果となることも・・・。
そこまでの悪気や考えが貴女には無かったとしても、予想外の影響や大きな問題と発展していく可能性は充分すぎるほどにあるのです。
本来の男女の問題以上の揉め事となり、つらいばかりの結果になってしまいます。
それでも、人を恋う気持ち、愛する気持ちは貴いものです。
不倫が推奨される恋愛の形でないのは誰もが納得している事だと思います。割り切った大人の関係であれ、純粋な恋であれ、常にリスクを伴う関係であり、発覚すれば周囲にも必ず影響を及ぼす要素を抱えているからです。
それでも、誰かを好きだと思う気持ちそのものには変わりはありません。相手を想う事、相手と過ごす時間の幸福感は、貴女と貴女の生活を豊かに彩り充実させてくれたはず。
不倫であっても恋は恋です。そして恋にはいつか終わりが来るものです。その結果は、結婚という次のステップのこともあれば、別れという新しいサイクルへの区切りであることも。そして恋はそれが幸福なものであれ辛いものであれ、本来無駄なものは一つもありません。恋したこと、過ごした時間と経験の全てが貴女自身を充実させ魅力的な女性や人間にする糧となるものです。
むしろ順風満帆な人生の人よりも、辛い経験や苦労を知って乗り越えてきた人の方が、他者に対して寛容で人間的な魅力を備えています。
だから恋の終わらせ方も大切にしましょう。「どうせ不倫だったのだから。」ではなく、「不倫だったからこそ、後悔しない終わり方」をしたいものです。
その経験の一つ一つが次のあなたの恋を実りあるものにするのですから。